桃園会第51回公演
こころネットKANSAIコラボレーション企画
『わたしは家族』の公演を開催しました。
2019年9月13日(金)~9月17日(火)
ウイングフィールドにて
桃園会の橋本健司氏がこころネットKANSAIにお越し頂いたのが約2年前、いろいろお話をしながら進めてきた公演が、先日無事終了いたしました。
橋本さんはじめ、桃園会の皆さま、ありがとうございました。
ご観劇いただきました皆さま、ありがとうございました。
医療・福祉等の支援者を対象とした
「セクシュアルマイノリティ支援を考えるための基礎講座」を、QWRC・大阪府男女共同参画 青少年センターと共催しました。25名の方にご参加いただき、講義形式・グループワーク形式で知識だけでなく、実際に支援を行うための視点を共有しました。
参加者からは、今後、当事者の体験談や支援者に具体的にどのような支援が望まれているのか知りたいという声も多く聞かれました。今回は基礎講座と題して開催しましたが、次回は少しでも参加者の方の意見を反映したかたちで企画開催していきたいと思います。
医療・福祉等の支援者を対象とした
「セクシュアルマイノリティへのサポートを考える講座」を、QWRC・大阪府男女共同参画 青少年センターと共催しました。わかりやすい講義と、考えさせられるロールプレイを提供してくださった講師の桂木さん、また、ファシリテーターとしてご協力頂いたQWRC のメンバーの方々、本当にありがとうございました。
司会の不手際と、またロールプレイでお話が尽きず盛り上がったこともあり、時間が足りなくなってしまったため、共有できなかった皆さんのご意見をご報告させていただきます。
参加者からの、「こんな職場だったらいいな」
・男/女の枠がゆるい ・男女別のものが少ない
・(男女別の)制服がない
・更衣室やトイレにレインボーマークを貼る ・男女どちらでもないトイレを作る
・色へのこだわりをなくす
・ジェノグラムの書き方の工夫
・相談できる場 ・仕事終了時、カウンセリングできる場所がある
・会社の中に、「会社内相談室」を設けて、問題と感じられた発言をとりあげて、プロに検討してもらう
・何でも話せるオープンな雰囲気
・仕事のことでも、個人的なことでも、何でも話して良い時間を作る
・オープンにしているLGBTの先輩がいる
・同感している人は、シールを机に貼るとか
・価値観が似ていると感じた人たち
・LGBTのパンフレット、LGBTに関する書籍がおいてある QWRCの「LGBT便利帳」など
・いろんなセミナー、自助グループのお知らせをはってみる
・セクシャリティに関するキャンペーンをはる。LGBTに限らず性感染症、フェミニズムなど。
・社内企画として、「バレンタインデーは、女→男だけじゃない!好きな人にチョコをあげよう❤」と張り紙する
・学習会、研修会を開く LGBTに関する職員研修
・「当たり前」「普通」といった言葉を、むとんちゃくに使わない場
・「人それぞれ」が許容される雰囲気(セクシャルマイノリティに限らず)
・個を大切にしていることを全面に出す
・LGBTに限らず物事に関する偏見がない
・差別のない職場
・“性自認に配慮した対応をしますよ”と明示されている(実例として見えている)
・職場のリーダー的存在が、常日頃、多様性を大切にすることを全体に伝えている
・国連人権委員(2011.6.18) 性的指向や性自認に関わらず、人権が全ての人に平等に適応されることを求めた無差別の原則を一般化する
・相談を受ける立場の人が、セクマイの研修を受けてほしい!
・LGBT当事者が運営している医療機関(相談機関であれば会社)であれば、話しやすい
・病院などの呼び出しで「○○さん」と呼ばれるのではなく、「○番の方」と呼んでもらう
・受付で呼ばれたい名前の確認をしてくれるといい
職場でできそうなこと、始めていきたいですね!
10月14日、演劇「小さな祈り」公演終了後、シンポジウム「人間らしさの病~依存から創造へ~」を開催しました(於大阪市立中央会館)。参加者73名。
パネラーに岩崎正裕氏(劇団太陽族代表)、平野隆之氏(日本福祉大学副学長)、伊藤聰氏(大阪府断酒会会長)、福本年雄(当会理事、ウイングフィールド代表)、三好弘之(当会代表理事)が登壇しました。
平野氏に司会をお願いし、岩崎氏から劇団太陽族と当会との出会いやこれまでの演劇作成に至るまでの打ち合わせについて、伊藤氏より当事者の立場から実際に観劇していただいた感想を話していただきました。
主催者側から参加者へ教えるという方法での啓発ではなく、演劇という手法を用いて、「わたし」と違う「特別な人」がなっていく病ではなく、私と同じ線上にある「生きづらさ」「こころの健康」問題ゆえの人間らしい病として理解していただけたのではないかと感じました。
フロアからの意見交換もあり、一方的な情報提供に留まらず、皆さんが感じたことを共有し、理解を深めたことで、参加者ひとりひとりが創るシンポジウムになりました。
本会では「アルコール依存症」に焦点をあてましたが、その背景になる「こころの健康」問題について、今後、少しでも多くの方が考え、当事者やその問題を持つ方の社会参加・復帰の一助になればと思い、今後も活動を続けていきたいと思います。
10月12日から20日にかけて、劇団太陽族さんとの共催で”アルコール依存症”をテーマにした演劇「小さな祈り」を9回にわたり公演しました。総合計503名の方に観劇いただきました。(写真:「小さな祈り」春分より)
アルコール依存症を抱えている当事者の方、医療福祉関係者の方をはじめ、劇団太陽族さんの演劇を楽しみにしておられる方やその関係者の方からも好評をいただきました。ありがとうございました。終演後、映像の求めや再演の依頼の声も届いており、当会が目指している「こころの健康」問題の改善に寄与し、予防・啓発の足掛かりになったのではないかと思います。
あわせて、今回の演劇を作製するにあたり、何回も専門医療機関に取材に足を運んでくださった劇団太陽族主宰の岩崎さま、忙しい稽古の合間をぬって実際に自助グループ(断酒会・AA)にご参加いただいた劇団太陽族の皆さま、当日会場運営に携わっていただいた関係者の皆さまのお力あっての当フェスタでした。心より感謝申し上げます。
回によっては客席が狭く、ご迷惑をおかけしましたこと、お詫び申し上げます…。
大阪府立みどり清朋高校(東大阪市)普通科総合選択制の高校3年生を対象に、「プレゼンテーション入門」の授業の一枠でワークショップを開催した。
11月29日(木)8:40~9:30、参加者は14名だった。
学生には3つの小グループに分かれてもらい、「無人島に持っていきたいもの」「行きたい場所」のいずれかのテーマにそってワークショップを行なった。自分の意見やその理由をなかなか言えない学生も多く、今回は話がしやすいテーマを用い、他者へ自分の思いを伝え、共有し、皆で最終の答えにたどり着くというプロセスを経験してもらった。
学生からは楽しかったという意見が多く、「授業」というかたちではなくコミュニケーションの一環を学んでもらえたのではないか、と思う。
大阪市若者自立支援事業コネクションズおおさかが開催する、
「連続『親』ゼミ~4回連続シリーズ」の1回を担当しました。
対象者は、こどもの就職・自立に悩む親の立場の方8名でした。
「普段こどもに伝えたいけど、伝えられないこと」についてワークショップを行い、
実際に伝えるためのスキット(寸劇)を参加者全員にして頂いた後、振り返りをしました。
伝える時のコツ、伝える難しさなどを振り返り、家族内におけるコミュニケーションスキルにおいて、こどもの変化ではなく、参加者側の変化をよびかけました。
次回は来年2月下旬~3月上旬 に開催させていただく予定です。
事業の予定により、平成25年度の開催予定となりました。
申し訳ありません…
昨年に引き続き、八尾高校で高校生を対象としたワークショップを開催しました。
7月26日(木)9時~12時、参加者は高校2年生6名(女性5名、男性1名)でした。
ワークショップの中では、『高校生活で大切にしていること』というテーマで各自の思いを話してもらい、共有する時間を作りました(上記写真、8枚のカードにテーマの回答を記入、二者択一していき、最終残ったカードについてプレゼンテーションしている)
学校側の「ワークショップを通して学生たちが感じたことを言語化する能力を身につけて欲しい」という要望を、堅苦しくない方法で実践できたと思います。
ソーシャルワーカーのための コミュニケーションスキル
医療ソーシャルワーカーとして働く新人さん(経験年数3年未満)を対象に、自分の人との距離の取り方、接するときの思考・癖など『「私」自身を一緒にみつめてみませんか?』 をテーマに開催しました。
参加者からは、仕事の中で面接をしている背景にある、自身のコミュニケーションの方法や価値・思考について気づくことができたと好評いただきました。
・手拍子まわし
・ スティック・コミュニケーション
高校生(アドバンス・教育コース履修) ワークショップ
高校2年生11名を対象にワークショップを開催しました。学校側からは「ワークショップを通して学生たちが感じたことを言語化する能力を身につけて欲しい」という思いがありました。
参加した学生からは、『自分の言葉の言い回しや表情、態度・雰囲気でコミュニケーションが変わった』『個々人が違うコミュニケーション方法を持っていることを体感できた』と感じてもらえたようです。
・手拍子
・スティック・コミュニケーション
・スキット<寸劇・電車の中のある風景>
・感想のわかちあい
わたしと向き合う~対話のレッスン
東大阪市で精神保健福祉士(経験年数4年未満)の新人勉強会から依頼を受け、14名を対象にワークショップを開催しました。
参加者は日頃、医療機関や地域で精神障害を抱える人と向き合う機会が多いですが、今回は『わたしと向き合う』をテーマに参加してもらいました。真面目な参加者が多く、緊張していたようです。
・連想ゲーム
・シェアド・ストーリー
・4コマ漫画セリフ穴埋め
・スキット<寸劇・電車の中のある風景>
・2004(平成16)年10月
第1回こころ♡ネットKANSAIフェスタ
「摂食障害」をテーマにしたシンポジウム+ドラマリーディング
演劇『しずかなごはん』公演(ジャブジャブサーキット)
・2005(平成17)年7月/12月
「対話のレッスンその1・その2~からだに聴いてみよう」
当事者・家族むけワークショップ 劇団とのコラボレーション企画
・2005(平成17)年10月~
異・同分野交流サロン『月曜倶楽部』
小劇場とのコラボレーション企画
(内容)「ソーシャルワーカーって何?~体験談から~」
「演劇力とこころの問題」
「釜ヶ崎に生きて」
「劇的・家族~イマドキの家族を演劇的に考察する~」
「知的障害のある人と現代演劇をつくる~その出会いと決意」
「多様な性を生きる私たち
~レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー・インターセックス」
・2008(平成20)年3月
2009(平成21)年1月 「わたしと向き合う ~対話のレッスン 」
2010(平成22)年1月
医療・福祉従事者むけワークショップ(劇作家とのコラボレーション企画)
・2010年12月
「精神保健福祉士って何?」ワークショップ
八尾高校高校1年生対象(アドバンス・教育コース履修)